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千葉県内鉄道 磁気券→QRに TX、北総鉄道など転換打ち出す 効率化、環境負荷軽く

2026/5/2 5:00 (5/2 16:56更新)
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 千葉県内の鉄道各社で、従来の磁気乗車券を廃止し、二次元コード(QRコード)を使用した乗車券を導入する動きが加速している。つくばエクスプレス(TX)や北総鉄道などが相次いで転換を打ち出しているほか、東京ディズニーリゾート(TDR)内を結ぶディズニーリゾートラインでは当初の計画を前倒しして磁気券の発売を終了する。

(粕谷健翔)

 各社が導入を進める背景には、メンテナンスの効率化と環境負荷の低減という共通の狙いがある。磁気券特有の券詰まりや、改札機内部の複雑な構造に起因する故障トラブルを大幅に削減できる見通しだ。

 環境面でも、金属粉を含む磁気層のない用紙に切り替えることでリサイクルを容易にする。従来の磁気券は、裏面の磁気層を分離して廃棄する必要があったが、QR化によりリサイクル効率が向上する。

 つくばエクスプレスを運行する首都圏新都市鉄道(東京都)は、10月1日から「QR乗車券」を導入する。普通乗車券は自動券売機で発券されるQRコード付きの紙券に置き換わり、改札口では切符を投入する方式から、専用リーダーにかざす方式に変更される。

 また、同社はクレジットカード等のタッチ決済の実証実験を南流山や柏の葉キャンパスなど県内全5駅で実施しており、今秋の本格稼働によるキャッシュレス化の推進も図る。

 浦安市の舞浜リゾートラインが運行する「ディズニーリゾートライン」では、さらに早い段階での完全移行が進む。同社は昨年7月から段階的にQR乗車券を導入してきたが、準備が整ったとして当初予定していた今年7月の磁気券廃止時期を前倒しし、5月21日で磁気乗車券の発売を終了する。

 北総鉄道(鎌ケ谷市)も、来年3月ごろに磁気乗車券を廃止。対象は新柴又駅から印旛日本医大駅間の券売機で発券する普通乗車券などで、QRコード付きの用紙を改札機にかざす方式に改める。定期券については磁気式の発売を終了し、PASMO(パスモ)などのICカードへ一本化する。